「書物という記憶何でも残すじゃなく読み手が選択できるもの」
ウンベルト・エーコ,ジャン=クロード・カリエール
阪急コミュニケーションズ
発売日:2010-12-17
ここで述べられているように、最近の情報量は多大だ。またそのデータの蓄積方法も多種多様だ。テープ、CD、DVD、USBメモリと多種の媒体ができ、方法も色々なものに、ハードはどんどん加速している。そんな中で書物というのはお手軽で、それなりの長期間残せる媒体であることは確か。
今の電子書籍化が、本を絶滅させる訳じゃなく、新しい媒体がそれ自体次々と進化して過去のものは捨て去られていく。その意味では確かに本はまだ残っておるし、まだまだこれからも残り続けるのだろう。ただ肉体としての本という形式は、なくなるかもしれないが。
一方情報操作ってのは色々できる。昔は本でできたかもしれないが、今はネットでそれがなされている。
でも大切なのはフィルタリングかもしれない。情報がどんな手段で残されようがそこから自分がどう受け取るか?どう捨てるか?そこをわきまえないと。
本という形はまだ残るけど、やっぱり何を受け取るかが重要なんだろう。多分、ネットと共通して。
posted by west32 at 14:13| 大阪 ☁|
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