2011年07月31日

凍える島:近藤史恵

「あやめさん不倫するのも恐々とあの人の目を恐れて恐れて」

孤島での殺人事件、血しぶきを上げる死体。
一人づつ殺されるっていう殺人事件の常套手段、そして主人公あやめさんの独り言の数々、ある意味叙述作品でもあり、面白いといえばそうなんだが、ちょっとついていけない。
若かりし頃なんだこれって面白かったかもしれない。でも今の私にはちょっと生々しくしんどい。
近藤史恵さんの作品は「サクリファイス」みたいなみんなで協力してやり遂げる!ってのをのを期待してたんだけど。
ラベル:近藤史恵
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2011年07月27日

愉しい非電化:藤村 靖之

「電気を使わなくてもなんでもできる そんなことさえ忘れた我々」
はじめはかなり強引に非電化に誘導するような書き方、例えば「人力と電力の違いでどれだけエネルギーが違うか」があったが、読み行くうちになんか惹かれていった。というのは今の世界何でも電気で行っている。全てが電気で成り立っている。だから電気がなければ何も出来ない。そう電気なければ冷蔵庫は只の箱、TVも。
電気ですればなんでもできるが、そのためにかかるエネルギーは莫大。ちょっとしたことなら人力で結構、なんで電気でするの?という素朴な疑問、それに答えてくれる。特に節電が叫ばれる今、やはり電気に頼りすぎているんだろう。
一方最近読んでいる本、メカトロでも電気ではなくメカでの色々な仕事がかかれ、例えばエアシステムの力強さ、柔軟性....そうか!となんか納得している私でもあるし、この本は何かすとんと落ちた。

ちなみに著者のサイトはこちら「非電化工房
ラベル:藤村靖之
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2011年07月25日

【拾い読み】レイコちゃんと蒲鉾工場:北野 勇作

蒲鉾を作っては人工知能に目指すは再生兵隊たち


この本を買うときに丁度、大崎梢さんの「片耳うさぎ」といっしょなんで、てっきりファンタジーと思ったが...大人向きのんだった。
昔読んだ色武史を思い出すグロテスクさ、淡々と書いているからそれほどのリアル感はないんだけど....ちょっとしんどくて拾い読み
ラベル:北野勇作
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2011年07月17日

インドで買ってきた本、ヒンディー中心で

「ヒンディー語現地で手に入るもの勉強本今こそあれこれ」

110717-073532.jpg

- Oxford HINDI-ENGLISH Dictionary Rs 395
- hindi dictionary Rs295, UK £14.99
- Lean HINDI in a month Rs 55
-PUNE CITY MAP Rs220 (上記写真には漏れ)
-ヒンディー語で書かれた童話 2冊 Rs55X2
-(magazine) STARDUST
-(magazine) SUPER STAR 2冊でRs75(二冊で一冊無料)

本の詳細は
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2011年07月12日

読んだ!アーメダバード→デリー

「懐かしいタッチの絵でじじいの日々」
さんさん録:こうの史代

「日本の色に言葉に時間と色々思い出したい残したい」
美しい日本語帳:道行めぐ
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2011年07月10日

読んだ!機内プネ→アーメダバード

「ヘタウマ的絵でもオドロオドロしさ変な不気味さちょっと怖い」
魔術師:西岸良平

「クリスマスイブの良い話しあれこれ」
輝く夜:百田尚樹

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2011年07月05日

読んだ!機内で デリー→プネ

「再び思い出したい言葉を自らの心を戒め前に」
ことばの花束:山崎比紗子

「現世と小説の中二つの世界二つの恋男と女」
ロマンス小説の七日間:三浦しをん

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posted by west32 at 23:50| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

読んだ!機上で 伊丹 → 成田 → デリー

「花魁葛城粋なようで鋭い係るものの目から真実」

久々に読んだ悪女?物語。有吉佐和子さんの「悪女について」を思い出すように、関係する人々、客や店のもの、番頭、楼主、札差の目から描かれる彼女の姿、粋なようで、鋭い、頭の回転が早く、実は芯が強く負けない、でときには子供のように悔しがったり。人づてに聞く彼女の物語。
人って色々な人に違う面を見せながら、それをたどっていくと、実はその人の真実が浮かび上がってくる。うまいつくりの小説だ。
また当時の吉原のことがわからないのをうまく説明してくれる。聞き手が初めてきたという設定で話し手にさりげなく、説明させる。
ほんとうにうまいつくりの作品だ。

「何でもなさそうなアイドル如月ミキちゃんを語る5人のファン」
古沢 良太,相田 冬二
角川書店
発売日:2007-05

映画が面白くて、劇場で思わず本を買ったが....良かった。
本当にすべてがピタッと合わさるこのような素晴らしい脚本

亡くなったアイドルの一周忌に語るファンの言葉、彼らの言葉を聞いていると、とてもこんなアイドルは!って思うほど普通っぽい。でも彼女への思いわかる!
ある部屋でたった5人の語りだけでこれだけのものができるなんて!言葉の面白さだ!!
登場人物
探偵ばりオダ・ユージ、日和見のスネーク、素朴な田舎モノ安男、年齢不詳のいちご娘、そして語り手の大ファン家元。
posted by west32 at 17:26| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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