2011年08月30日

100年前の女の子:船曳由美

「母に捨てられたとはいえおばあさんの下学んで自立する女に」

船曳 由美
講談社
発売日:2010-06-15

今100歳の母親の自叙伝を娘が綴る。ちょっと前はやはり大変なんだなぁと思いつつ、農家は質素だけどそれなりに自立して満ち足りている。
一方、テイ自身も女ばかりの家で長女でありながら継げず、寂しい思いをしながらも学校は優秀な成績、そして父のいうとおり上京し、自らが勉強に励んだ。まさに北関東の励みだ。
どんな世界にいてもやろうと思えばできるんだ。
ラベル:船曳由美
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2011年08月29日

朝イチでメールは読むな!:酒巻 久

「私の実践承認良いとあとはメールは一仕事後に読め」

これまで私自身が色々な本で読んだり人に聞いて実践していることがやはり正しいのだという言葉を頂いたような気になる本。安心した。
本の内容
ラベル:酒巻久
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2011年08月23日

太陽熱エネルギー革命:菊池 隆、堀田 善治

「光で無く熱これは良いのかもでもでかい施設は必要なの」

菊池 隆,堀田 善治
日本経済新聞出版社
発売日:2011-03-09

面白そうだと思ったんだが....今時でかい設備を作る、日本じゃだめなので、海外で....それに日本がしなければならないといわれても...難しい。

ラベル:菊池隆 堀田善治
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2011年08月21日

図書館への私の提言:三田誠広

「著作権と読む権利の接点でただでベストセラー読ませるのか」


自分でも図書館の活用度は高い、特に近くにデカイ図書館が使い易くなってからなおさら。また土日もやってるし、日によっては夜8時までやってるようになり益々使い易くなっている。
一方ベストセラーは当初は一年近く待たねばならないほどだが、そのあとはラクラク、予約だけしておいて、順番が回ってきたときに読めれば良いやぁと思うんだが、焦る人もいるらしいし、なんで?となって複本も多くなってる。地元の図書館では不要のベストセラーの募集もしている。
でも図書館は色々な本が詰まっていて、手元にとれることが使命だと思うし、それは役立ってる。ベストセラーなんか一冊で良いのに。欲しかったら自分で買えば良いじゃないかと思う。
一方最近は50万冊を揃える巨大書店ができ、買える本はほとんどある。また本屋で椅子に坐って読めるようにもしてくれるようになってる。だから色々な本を実際に手にと得うころができるようになってる良さがある。

図書館、色々考えることあるね、自分としては司書の仕事なんか面白そうだと思う。またアジア図書館での協力もしたいなぁ。
ラベル:三田誠広
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しあわせ節電:鈴木孝夫

「楽しんでする節電どれだけ使ってるかどう楽しんで減らすのか」

鈴木 孝夫
文藝春秋
発売日:2011-06

文系の人だから分かりやすい言葉で、概念的に示してくれる節電、いや省エネルギー。使うではなく、使い切るってところがミソかも。
ここまではできないけど、色々楽しみながら節電をするって良いことだ。
江戸時代の循環社会、出るごみがなかった時代、そんなことに振り返ってみてちょっと考えてみることも大切。

外に出たときは物を拾ってくることが多いようだが、使い捨てではなく、使い尽くすってのがいいこと。一方良いことはどんどんするということで太陽光発電もずいぶんと早く導入していたらしい。素晴らしい考え。

とにかくかつての生活から得るところは取り込まないとね
ラベル:鈴木孝夫
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世界のグロービッシュ:ジャン=ポール・ネリエール、デービット・ホン

「英語ではなくコミュ・ツール!制限をつけることで皆の言葉に」

ジャン=ポール・ネリエール,デービット・ホン
東洋経済新報社
発売日:2011-03-18

ズーッと気になっていたこの言葉グロービッシュ。
私にピッタリのツール。
面白いのは、これはツールに限って、そのために制限をかける。自国の文化は自国の言葉をとなってる。あくまでも色々な人のコミュニケーションツールという考え方、良いねぇ。
また著者はフランス人だから、英語ノンネイティブスピーカーの苦しさをよくご存じ。私たちは英語を話しているんではなく、コミュニケーションをしている。そのためにグロービッシュを使う。英語ではないという点が重要であると思う。
他にも面白い言葉が!ネイティブスピーカーより、ノンネイティブスピーカの方が色々な人とコミュニケーションできる。そう、色々な訛りを知らないとコミュニケーションできない。その意味ではネイティブがわからなくとも、私たちノンネイティブはわかる可能性がある、色々なパターンを知ってるから。ネイティブが強みではなく、それしか知らないのなら問題点なのだ。

コミュニケーションツールとしてのグロービッシュ、面白い。
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同時通訳が頭の中で一瞬でやっている英訳術リプロセシング:田村 智子

「やってるやってるこんな言い換え訳し易い短文の塊で」

読みながら、そう!そう!と思うことが一杯。
STEP1:分かりやすい日本語にする
STEP2:英訳できる日本語にする
STEP3:英文にする
ムツカイいことを言う場合は、日本語でこう言いたいのに!と思って、それをどう簡単化できるか考え、英文化する。実はそのときには自分の語彙力や英文作成力がないからそうしているんだが。
英語で文章つくって、それを自分の思う感覚とあってるか確かめて、最終言葉に出している。たまにしゃべりながらどう言うんだ?と困ることもあるが、コミュニケーションできればそれでいいんじゃないか!って感じ。間違っても対話してれば結局、本当に間違って伝わってるのかどうかの判断ができる。
例文をみていると、本当に、そう!そう!と共感することしきり。なんかうれしくなって、読みながら楽しめる。
そんな意味で今一気に読むのではなく、ゆっくり味わいたいなぁ。
今度古本屋で安く手に入ったら買おう。

でも実はいつも英語を使うときにはこんなんじゃないんだが....なんか気分的には英語で考えてコミュニケーションしている。日本語で考えてる余裕もないし、考えてたら話できなくなる。
ラベル:田村智子 語学
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2011年08月20日

わたしを離さないで:カズオ・イシグロ

「介護人ってヘールシャムって何キャシーの生い立ちなんのための彼ら」

前から読みたかったカズオ・イシグロ、初めての本。この映画も先日公開されたなぁと思いつつ、読んだ。
介護人、提供者、何か意味深な言葉、わかりそうでそれを教えてもらえず、キャシーやトミー、ルースのヘールシャムでの話が語られる。確かにそんな施設で皆で育ったら、何か共通の思い出、そのなかで包まれてという感じがするはず、でも・・・何か違和感、異物を含んだような話、なんか変な感じを受けながら読む。
でも途中からこの不思議さが徐々にベールを脱ぎ、彼らが何のためにいるのかが明確になってくると恐るべき事態になる。かわいそうというもオンではなく、変に共感できるのでもなく、人類の欲求を満たすためにこうなっていたのか!と涙が出そうになる。悲しい物語、でも読まずにはおれない。

もう少し読みたい作家、カズオ・イシグロ

PS 図書館で短編集と英語のペーパーバックスを借りた、読めるかなl?
図書館で借りた本
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2011年08月18日

エネルギーの科学:安井 伸郎

「エネルギー使い続けるだけの人それならなるべく少なく使え」

エネルギー、今考えるにあたって参考になる読み物。
「人間の存在そのものが何らかの資源(エネルギー)を消費することである」なんて素晴らしい言葉だろう、私たちは存在そのものがまずいんだね。でも、生きたいと思うし、存在のもとで何やかやしたい。それが思いだもの。困ったものだ。
とにかく、人の存在意義を考える上で、ちょっと面白い読み物だった。
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2011年08月15日

工学倫理 ─実例で学ぶ技術者の行動規範:河村尚登

「技術レベル如何に上がろうがこれ♪倫理的に正しいこととは」

技術者として色々な事例を教えて頂ければためになる。勉強本というよりは読み物として。
ラベル:河村尚登
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2011年08月10日

インドと組めば日本は再建できる:鈴木壮治、アショック・ロイ

「中国との対比でインド万歳イヤなイヤな国が良い良いに」

アショック・ロイ 鈴木壮治
幻冬舎
発売日:2011-06-09


どこでもこの国良いなぁと万歳の人の言葉には、もうもろ手を挙げての良い話ばかり、確かにねぇ、インドって今の日本にとってはあまり良いイメージじゃないけど。
ちなみに私にとってのインドは、イヤでイヤでたまらないが、大すきって感じ。なんか麻痺しちゃったといえるし、ある意味昔に比べればもうこんなに間然されつつあるところはない!って感じ。その意味で私は「今の」インドに良いイメージを持っており、この本はまさしくそのとおり!っていいたくなるようなことが書かれている。

本の中から気になる言葉を
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2011年08月06日

エイリアンVSプレデター

「敵の敵は味方強力な敵討て」


映画を観て、とてつもなく面白かったので、ついつい本まで買ったしまった。おそ巻きののファンですが。
色々な戦闘シーンがあるけど、人を襲うプレデター、同じくエーリアン。そしてエーリアンはプレデターとも!!怖いなぁ。でも敵の敵は味方というのも意味深。引き付けられて身が話せない、映画だけでなくてこの本でも。それほど圧倒的な面白さ。

もう一度映画を観たくなった、丁度DVDを持っているし、観たいなぁ。続きを読む
posted by west32 at 19:44| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月02日

いのちのパレード:恩田陸

「奇妙な世界に取りつかれ怖いでも味わいたいそのジレンマに」

恩田陸さんの短編集、いつもと違うこの手短な怖さ、ひしひし伝わる。そに一方この奇妙感覚が、違和感で残る。
ラベル:恩田陸
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ちょっと積読本

「読みたい読みたいでも時間なし積読」

- 今日から使える熱力学 (今日から使えるシリーズ):飽本 一裕
  熱力学、簡単な言葉でとっつきやすい文章、絵で
- 初歩から学ぶ工作機械―共通な基本構造と仕組みがわかる:清水 伸二
  機械工学の初歩の勉強、特に機械をつくる機械っていって分かりやすい教科書
- 実務に役立つ 非常電源設備の知識:中島 広一
  系統電力がだめなとき必ずいる非常用電源、コジェネもきちんと述べられている。
- 太陽光・風力発電と系統連系技術:甲斐 隆章,藤本 敏朗
  これから増える自然エネルギー、そんなエネルギーとのお付き合いを

こんな表紙
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論文・プレゼンの科学:河田 聡

「プレゼンするなら相手見て数珠つなぎで」

先日久々にプレゼンしたので振りかえってしまった!と思った。そんなときにちょっと自らの反省を込めて。
語りかける相手が誰かを見てプレゼン資料を作り、相手をみて相手に自分を見させて語りかける。そんなプレゼンを私もしたい。
準備段階ではパソコン画面でするのではなく、アウトラインを工夫して、プレゼンの中身を見せる目次とする。そしてプレゼン時にはポインターを使わず、相手の目をみてしゃべる。ポインターを使って聴衆の目をうろうろさせることなく、左上から右下に流れるようなスライドつくりをする。
前の講演を前座にするって言葉は興味あり、こんな前ぶりでプレゼンできればなぁと。

また英語に関しては、リズムとイントネーションという言葉は本当にそうだなぁと思う。子音より母音が大切で、母音を長く発音することで際立たせ、合わせて子音も長子音vs短子音だって!L-R,k-qu u-wもそれで違いを作るんだそうだ。ちなみに標準語より関西弁の方があってるというのが著者の言葉。阪大の先生で関西弁遣いだからその感覚が分かるのかな。
ラベル:河田聡
posted by west32 at 19:38| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月01日

【拾い読み】国際インフラ事業の仕組みと資金調達:加賀 隆一

「国際プロジェクト電力水道はリスク取り金と技術とで」

これから国際的なビックプロジェクトにかかわる人には、資金やそれにかかわる人たちのことが良くわかる。特に電力、水といった巨大プロジェクトで海外、先進国だけでなく途上国でも、どう扱うのかがまずは大枠がわかる。こんな資料って本に成り難く、コンサルタントのプレゼン資料で良く観る内容だ。でもこれはパワポにあるよな見栄えだけの内容のないものではなく、きちんと中味を、文章でもって数値とグラフを加えつつ記載している。
海外インフラプロジェクトにかかわる人には、初心者の次の段階に良い本だ。初心者にはこの圧倒的なボリュームにちょっと負けてしまうかもしれないので、難しいかも。
ラベル:加賀隆一
posted by west32 at 17:34| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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