
雷に魅せられて
- 河崎善一郎
- 化学同人
- 1575円
書評/サイエンス

★★★★★★★★★★ west32書評 ★★★★★★★★★★
発「久々に本好きプロで固そな本科学を取るか人生取るか」
概「人生はひょんなことからノメリ込む雷追って地方、世界へ」
得「しらなんだ金属に落ちるのでなく高いものに雷がくるとは」
結「人生も雷も色々な道落ちて広がり道できるのか」
本好きプロジェクトから最近少し離れ気味、読みたい本が出てこなかった。そんな中で出てきたこの本、固そうだけど誰もが取り付けそうな話題『雷』、興味深いので抽選に参加し、頂いた。
本自体は河崎先生の奇想天外、楽しい実験三昧の人生を綴ったようなものだった。大阪大学博士課程で電磁界理論を研究し学位をとり、就職難で大阪を離れ休帝大名古屋大の空電研究所に就職。ところがその職場の助教授が雷放電研究の一人者竹内先生、先輩助手の仲野氏。理論研究から観測研究へと道を進めていったらしい。世界中の雷放電多発地帯へ出かけていって観測の日々とのこと。人間どんな人生を歩むかはわからないもの。先生の生き様を失礼ながらも楽しませて頂いた。
私も知らなかったが、雷って眼鏡、携帯、ブレスレット、といった金属に落ちるんじゃなかったんだ。高いものに落ちる、それが金属か絶縁物かより高いことにより被雷に至る。。じゃあネックレスや金縁眼鏡に落雷というのは、何かというと、人が直撃されると人体を電流が流れ、その後金属に電流が流れ、その結果金属が発熱して火傷として残る。へぇ、知らなかった。TV等では人体につけた金属片から被雷するように映ったのが多いんで、どうしてもそう考えてしまう。マスコミの思い込み操作???勘違いさせられているんだな。
河崎先生のこんな雷のお話と、世界での観測という面白い題材に加えて、先生の面白い人生が述べられる。雷の話で色々色々脱線し、名古屋大学で雷研究を始め、その後世界各地をまたにかけての観測と、面白い。関西弁の言葉でやさしく、おかしく説明してくれる楽しい本。是非とも一度手にとって読んでもらいたい。
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