発「良い本と聞いてはいたが図書館の一年待ちでやっと手にいる」
概「鈴木よね夫支えてオク守る、番頭に支えられお家さん」
得「関西の言葉満載親しみが、併せて和歌が彩り添えて」
結「太っ腹かあさんみんなを引っ張り高みに、下巻の展開いかに」
本の中から
・私(わて)がなんかしたんやとすれば、それは女の繕い物によう似とります。一枚の布がよう働けるよう、丈夫に重ね、形を整えて繕い合わせます。使(つこ)うたあげくにくたびれて、・・・今度は弱いとこに木綿の糸をぎょうさん刺して補強して、また働けるようにして送り出す。・・・
繕ういう字は糸へんに善と書きますやろ。善(よ)うなるように、善うなるように、心をこめてせっせと糸を繕いこめるしか、女の私にはできんのだす。
→「繕う」って言葉は本当にすばらしい。「もったいない」もあるけど、そのあとで「繕」って再び働きに出してあげるんやなぁ。これって英語では何というのか?Repair, Fix なんかとは違うような気がする。Careなんかなぁ。
登場人物
お家(いえ)さん、鈴木よね
長兄 西田仲右衛門、次兄 竹蔵
前夫 福田惣七
夫 鈴木岩治郎、息子の徳治郎、米治郎、岩蔵
二代目岩治郎、キヨ、兎三(とみ)
直どんこと働き者の大番頭 金子直吉、その母タミ、お徳どん
富士どんこと砂糖担当大番頭の柳田富士松、おむらどん、おのぶはん
田川はん、上女中の珠喜、お千
あと一杯出てくるが....
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