
モノを捨てればうまくいく 断捨離のすすめ
- 監修:やましたひでこ/川畑のぶこ著
- 同文館出版
- 1365円
書評/ライフスタイル

★★★★★★★★★★ west32書評 ★★★★★★★★★★
久々の「本好き!プロ」で頂いた本。
過激とも言える捨て去ること、これぐらい言うのが良いとも思えるが、不安な面も。この位しなきゃ進められないかなぁ、今の世界すぐに溜まってくる。本当にものが溢れているから。私達の今の生活は恐ろしい世界だと感じました。
著者の言葉、一つづつ納得できるものがあります、
なぜ溜めることがいけないのか!どうすれば良いのか!という意味で。
例えば、
「管理できる量をはるかに超えるモノを持っているから」・・・どんなに力のある重量挙げの選手でも、500kgのバーベルを持ち上げるのは無理
これなんて、言えてる。限界を超えたのはどうしようもない、そのとおり。私たちがそんな生活でモノに埋もれているのは間違いない。だからの「断捨離」本当に言えています。
片付けとはかたをつけること、言い換えれば、使わないモノと決着をつけ始末をするということ。
なるほどそうだったのか!収納ではなく、判断すること。移動ではなく「捨てる」のか。こじつけのような気がするが、まあ「捨てる」というとキツイ言葉になるから、「片づける」といえばいいですね。
本当におしゃっていることは良いポイントで、それなりにやりたいことも一杯、またすっきるする利点もよくわかります。
でも....
街や自分を取り巻くネットワーク全体を自分の住まいとすると、「すべてを自分だけで」という州着信がどんどん削がれ、身体も心も軽やかになってきます。
確かにその通りだと思うし、自分でもその方向に持って行っているが、何か不安....本などは別にかまわないし、食器も、でも衣類・食糧なんかどうだろうか?今再び思い出すべき震災、そんな何か災害のときを考えると蓄えがいるような気がします。ちょっと行き過ぎるような気がして、どこかで区切りがあるような気がします。
ある意味、「断捨離」教に囚われてているようで、それが私の感じた怖さだと思います。
いいことは良いです。認めます。でも行き過ぎているような気がするのは私だけでしょうか?
でもこの本を読んで、今後使いたいなぁと思った言葉色々ありますし、それを少し記したいです。
収納とは、「取り出す」ためのもの・・・
騒音ならぬ「騒色」でいかにエネルギーを奪われていたか・・・
なんか気に入りました。これは使ってみたい言葉です。
本全体のトーンとしてはモ一つ踏み出せないものがありますが、少なくとも不必要なものを無くしてすっきりするのは大賛成で、この本で述べておられるようなことの実践はある程度すすめたいと思います。
さて、自室の整理をまず一歩目のPC周りからしましょう、「片付ける」のではなく、「捨てる」の考え方で。
ラベル:川畑のぶこ