今夏に映画をみた作品、元々なじみあるこの阪急今津線、ゆったりとした人と人のつながりが感じられる。色々な哀しみ苦しみを持つ人がいて、恋を分け合う人がいる。宝塚から西宮北口まで秋と春の列車の中の出来事を綴ってくれる。二人が一人につなげ、一人が二人につなげる。つながりあう人たち。
こんな本を読んだ人はみんなこの路線に居たくなるだろう。
駅の名前も興味を引くのが多い、逆瀬川、門戸厄神と難しそうなのがあれば、小林なんていう平凡な人の名のような駅、宝塚南口という付け足しのような名前も。
昔のようにこの今津線を使って六甲の山に行くのも良い。
登場人物
河原に「生」の文字を見つけた彼女にいつも図書館で一歩先を越される彼
寝取られウエディング女性
犬好き孫娘とおばあちゃん
下らない男から逃げられない女子大生
軍オタとゴンちゃん
アホな社会人の恋人を持つ女子高生
PTA仲間に引きずられる奥さん
ラベル:有川浩