かつて映画「ウェイブ」を観たときなんて素直に人のいうことを聞くのか?と思ったが、そもそものミルグラムの実験を基にしながら、今回のテレビを権力とした人の従順性がアカラサマニされる。
クイズ番組と称して、問題を読む人として被験者が選ばれる。回答者がクイズに間違うたびに、被験者が回答者にバツとして電気を与える。間違えれば電圧は次々に高くなる。被験者はどこまで電圧を上げていくか?
で、結果はなんと80%を超える人が最後まで電圧をあげていった!
色々な理由、権威への責任転嫁で最後まで続ける人が多い、その一方途中でやめた人の方が反動がきつく破たんしていたとは。
今のTV番組は面白くない、もっともっととただ刺激だけの世界、視聴率の世界、恐ろしいことが起きており、テレビという権力に信者達はひれ伏している。
今一度TVのあり方を考えたくなった。
また本の中でも書かれているように、今の政治も、TVのように、一方で不安を誘い、他方で安心を与える....現実はそんな恐ろしい世界が広まってしまっている。
でもどうすればいいのだろうか?