2007年03月22日

書評:王国は星空の下:篠田真由美

(一言)
子供の頃のドキドキしながら読んだ色々な本を思い出す。中学生3人組が読み手をハラハラさせながら、悪者と戦い、秘密を探って行く。そんな学校での冒険物語。併せて物語の中で出てきた「どこに何が入っているか予想もつかない図書館」、こんな図書館で一日ウロウロできるかもしれない北斗学園に私は入りたい。


王国は星空の下 北斗学園七不思議
  • 著:篠田真由美
  • 出版社:理論社
  • 定価:1365円
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★★★★★ west32書評 ★★★★★

この本は、子供の頃のドキドキしながら読んだ色々な楽しい本を思い出させてくれる。中学生3人組が読み手をハラハラさせながら、悪者と戦い、秘密を探って行く、不思議な北斗学園での冒険物語。不気味な建物や謎の人物が出てきたり、いかにもの悪者がいたり、謎説きをしたり!!

あなたは中学生の頃学校の図書館で色々な本を読みましたか?私はあの頃、SFや推理、学園ものを随分と読みました。ルブラン(ルパン)、ドイル(ホームズ)、ベルヌ(地底探検)、筒井康隆(時を駆ける少女)、眉村卓(なぞの転校生)等など、図書室で見つけた本を次々と読みふけっていた。そんな中でも、自分と等身大の学園ものは楽しかった。身近な学校を舞台に怖い話や初恋の物語、本当に面白かった。

この物語の主人公は3人組、口より先に身体が動く活発な行動家アキ、色々な情報から分析し行動する読書家のハル、そして二人を仲裁する理性的でジャーナリスト志望のタモツ、といかにもの凸凹トリオ。この三人が自分たちの学校、北斗学園七不思議の秘密を追いかける。もうこの設定だけでもワクワクしてくる。しかもこの三人は学園の外部受験組で、幼稚園からいるこの学園の生粋の生徒達と比べ何か情報が不足している....そんな中で、汚職事件にからむ殺人事件、不思議な旧図書館と魔法使いともいえるその司書、正体不明の外国人、もう謎だらけで、環境は十分だ。謎説き、最後は大立ち回り!!

やっぱり面白くて、だただ読み続けてしまう。YAということで小学6年以上が読めるんだが、こんな本をヤングアダルトだけに読ませるのはもったいない。私たち大人も読みたい、いや昔を思い出して私達が読むことが必要では!と思う。

最後に一言、私は物語の中で出てきた「どこに何が入っているか予想もつかない図書館」、こんな図書館で一日ウロウロしたい。蔵書が普通の並べ方ではなく、場所が分からないということは、探し回る楽しみがある。私は古本屋や図書館って好きだし、こんな沢山の本のある図書館に行ってその大きな書棚を眺めたい、是非ともそんな北斗学園に入りたい。
タグ:篠田真由美
posted by west32 at 21:15| 大阪 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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