2007年03月25日

書評:反戦軍事学:林信吾

(一言)
著者によると、「ちゃんとした知識を持たないと、建設的な議論をすることができない」と、全くその通りで、その意味で反戦論者も軍事学を学ばないといけないというのも正しいと思う。この本からまずは軍事というものの知識が得られたし、論点の取り掛かりを得た。


反戦軍事学
  • 著:林信吾
  • 出版社:朝日新聞社
  • 定価:756円
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★★★★★ west32書評 ★★★★★

物事を論じるときに、感覚や自分の今持つ知見だけでなくそのことをよく知ることが必要だ。確かに著者のいうとおり「ちゃんとした知識を持たないと、建設的な議論をすることができない」という言葉はもっとも。その意味で反戦論者も軍事学を学ばないといけないというのも正しいと思う。この本により軍事の一面を知ることができる。

著者は、まずはじめに近未来としての日本国防軍?ができた状態での軍での生活を手短に想定しストーリー化している。それに続き、著者の解説としての軍が述べられる。これを繰り返し、少しづつ軍事の説明がある。確かに一般的にわかっているようであまりよく判っていなかったことの説明が綴られる。その意味で入門編は取りつきやすい進行だ。

次に中級編、上級編と続いているが、こちらはスタイルが変わる。現在色々なところで語られる憲法改正、徴兵制、核開発等について、もっぱら他人の意見を参照し、反論、問題点の提起を行っている。

応用編については、自民党をはじめ現在の憲法・自衛権などについて論じ、最後に軍事のことをもっと知りたいならばと参考図書を挙げている。

著者が初めに述べているように、議論をするためには知識が必要だという論理は非常に納得できる。ただ物事にはいくつもの側面がありそれを踏まえた学習が必要で、広い論点からのからの理解もまた必要。とにかく、この本で軍事のことをまず少し知ることはできる。
タグ:林信吾
posted by west32 at 18:01| 大阪 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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