いじめられっ子にとっては、確かに正義の味方って頼もしい。
何かがあったときにそんな頼れる存在があれば確かにうれしいだろうな、でもやっぱり正義って何?

正義のミカタ 〜I’maloser〜
- 本多孝好
- 双葉社
- 価格未定円
livedoor BOOKS
書評/国内純文学


★★★★★ west32書評 ★★★★★
いじめられっ子には、自分を助けてくれる正義のミカタ欲しいですよね。
高校時代にいじめられ続けていた亮太、大学に入ってやっと過去からも決別し、バラ色の学生生活を!と晴れやかな生活を送り始めたところに、かつてのいじめっ子が!!もう最悪!そこに正義のミカタ現れる、トモイチ。ボクシングフェザー級インターハイ三連覇の凄いやつ。
と、こんな風に物語は始まる。
私はどちらかといえばいじめられっ子だったんで、この亮太の気持ちはある程度はわかる。いじめられっ子はその臭いというか、雰囲気があり、いじめっ子も違った感覚でいじめれられっ子をみつける。怖い....いじめられっ子にとっては、確かに正義の味方って頼もしい。
別にいじめられっ子でなくとも、学校では学内の色々な悪いやつらを退治する正義のミカタは必要。セクハラ教授、パワハラ先輩、セクハラ部長....あれ?この本、ちょっとテーマに偏り?
何かがあったときにそんな頼れる存在、正義のミカタがいれば確かにうれしいだろうな、でもやっぱり正義って何?という疑問は残る。
ありうべくラストではあるが....
「正義のミカタだから、悪者はやっつけなけきゃいけなかった。・・・・でも、その中に、それをやっている自分をかっこいいって思う気持ち、全然ないですか?正義の味方である自分に酔っている気持ちって、全くないですか?」
大学を卒業してもう四半世紀になる私にとっては、青春物語として惹かれるものはある。
タグ:本多孝好



まさに”正義って何?”なのか考えさせられました。
突き詰めていくと、いじめる側にも、いじめられる側にも(?!)、それなりの理由や必然がそこには存在していて、一方的に全面的な善や悪は有り得ない!? そして、そこにも微妙なバランスが保たれている現実も。
実は、私もいじめられっ子の経験が有りまして、小学校のときにいじめた同級生が、中学生になって不良(?!)グループに加わって、逆に激しくいじめられた(笑)!
考えるに”正義のミカタ”の存在も、絶対的な善とは言い切れ無い訳で、、、それでもやっぱり”正義のミカタ”は必要だと思う。
年齢なりの経験なりの感じ方や解釈の相違があろうと思いますが、それすらも超越した魅力的な”青春小説”でした!
おっしゃるとおり「正義のミカタ」って、ある立場の時には欲しいけど、でも「正義のミカタ」は絶対的な善ではないですね。
その意味でもこの結論はみんなで納得できる方向にあるんでしょう。
私もいじめられっ子だったので、亮太の気持ちがわかりました。
ダメージや受け方を研究していたのが、切なかったです。
正義って何だろう?って、考えさせられましたね。
押し付けられるのは、やっぱり嫌ですね…。
トラバさせていただきました。