2007年09月08日

<書評>フラット革命:佐々木俊尚

(一言)
ああっ、そうか!とうなづく面もあるが、これから続きがずーっと....


フラット革命
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書評/IT・Web


★★★★★★★★★★ west32書評 ★★★★★★★★★★

ネットの世界とマスコミ、何が公かの混沌とした世界が綴られる。本の中にも書かれているように、必ずしもネットで盛んに議論をする人が、一般的に引っ張ることもないし、既存のメディアが必ずしも公として意味があるかといえばそうではない。
いずれにせよ、ネットの混沌の中から正しい?こと、公となりうることを捕まえる力が重要。その上でのネット上の議論が必要。

インターネットの作る世界は確かにフラットだ。個がそのバックグラウンドを明かさずに、匿名で自由に発信できる。既存のマスメディア、新聞、TVが持っていた「公」としての発信も個人で可能になり、確かに現実世界に多大な影響を与えるようになっている。このためはじめの章に示されるように、影響力を理解しつつある既存メディア側からの批判、攻撃は激しいもののようだ。

一方、インターネットの世界はあまりにも色々なものに満ちあふれており、玉石混交の中から必要な、正しい?ものを見つけることは困難になっている。最近は情報収集においてはネットを使うことが多いが、それが本当に正しいのか、「公共性」はいかに保証されているのか。時には間違った情報がネット上で口伝えで伝搬し、真実と混同されることもあるらしい。その事例がこの本でも述べられている。いかに必要で、確かな情報をどうやって得るのがこれからのポイントだ。

そんな中で、私はこの本に書かれている「連画」プロジェクトは面白い試みだと思う。種となる絵を誰かが書き、その絵からイメージをふくらませ、絵を変化させる。コンピュータの発達した今こんな面白い試みがあったとは知らなかった。これは、その過程を大切にしたものだ。そして今はmixiで、同じスタイルでコミュニティーでの議論のネタとして使われていく。こんな感じでうまく議論を進めたら、議論を楽しめるかもしれない。

ネットの中に出てくる「公共性」とは一体何だろうか?その疑問が大きく残る本だった。
posted by west32 at 20:36| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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