マンガの書評、しかも私にとっては知らないマンガが多い、ビックリ!
マンガだけでなく本の書評もあるので、幅広い話題....でも、それぞれの文章がちょっと発散しすぎ、タイトルと違ったことを延々と述べていたりして、混乱気味がもったいない。

オタクコミュニスト超絶マンガ評論
- 紙屋 高雪、きあ
- 築地書館
- 1890円
書評/サブカルチャー


★★★★★★★★★★ west32書評 ★★★★★★★★★★
視覚的なマンガを文字だけで批評する面白い試み。
今ネットの世界では色々な形の、書評、評論が発表されている。今までできなかったことだが、一般人が自由に発信していくことができる世界が広がっている。私自身もこのブログでそんな発信をしているわけだが、その中で著者、紙屋高雪氏は自身のサイトで書いた記事を下にこの本にし、ネットとは別な紙媒体での発信をしようとしている。
さてこの本の取り上げているマンガは私はほとんど知らないが、いくつも興味深く今後読みたいなぁと思うものが得られた。「ヘルプマン:くさか里樹」 今の私自身にも関係する話題「介護」だし、もう一冊と「どんまい:矢島正雄・若狭たけし」と併せて時間があれば読みたい。「孤独のグルメ:久住昌之」は、「美味しんぼ」で述べられるうるさいほどの賛辞の言葉の不満解消のためにも読みたい。
またマンガ以外の評論として、本、TVの評論、読書論もある。感想文に関する文章は、ブログを書く際にも役立ちそうだ。そのうえ、マンガの批評だけでなく、きあさんによるちょっとシモネタ風のヒトコマ、4コママンガが彩りを添えている。気分転換でちょうど良い。
ただ、残念なのは、思いにまかせて色々つづっているので話の流れがあっちへこっちへいっているような気がする。例えば、『どんまい』『ヘルプマン』では、12ページの文章のうち、はじめの4ページがネタふりで本と関係ないことを書いている。他にもいくつかの記事であれ?って思うことがある。脱線というか、記事そのものが発散しがち。タイトルと違うことを延々と述べられて、読み手として混乱してくることがある。これが残念。
私は、「漫画といえば『あしたのジョー』や『巨人の星』を思い浮かべる人」に当たるが、まさに現在のマンガの多様性には驚いた。スポコンとかナンセンスギャグだけでなく、現代は「人」に係る色々な分野のテーマでマンガが書かれていることがわかった。絞られたテーマでのマンガがある。つまりマンガという一分野ではなく、書籍の一部と同じような分野に広がっている。教科書的なものも「まんがで ・・・・」というようにマンガとに融合が行われている。確かに今は、マンガは身近にある。
このような意味でのマンガを中心としたこの評論、表紙をみるとカバー絵は私にとっては少し引きたくものだが、一度試しに読んでみるのも面白い。いやその前にブログで一度紙屋氏のサイトを見るべきかも。
紙屋氏のサイトはこちら
本と違って色が出ているのでそれなりに読み易い。
併せて、きあさんのサイト、これ
面白い!!!!
追伸:この本を読んで、読みたくなった本
・よつばと:あずまきよひこ
・?GUNSLINGER GIRL
・ヘルプマン:くさか里樹 *介護の問題だし、時間があれば読みたい。 どんまい:矢島正雄・若狭たけしはお手軽だけど。
・孤独のグルメ:久住昌之 *確かに「美味しんぼ」みたいなウルサイのより、ずっと良さそう
・エビちゃんシアター *写真で表すのは面白そう、別に見たいというほどではないが
・ちひろ:安田弘之 *売れっ子ヘルス嬢ちひろの風俗産業解説を
・働きマン:安野モモコ *Tvもしてるし、おもいっきり働きたいし
・アンダーカレント:豊田徹也 *良質の映画を見た後のような、読後感が約束されている
・百年の恋:篠田節子 *キャリア女性とダメオタクライター、川原亜矢子でTV化
・わが子に教える作文教室:清水義範 *ブログを書く上でとても役立つ本の一つ
・あの山越えて:夢路行 *田舎暮らしを
・百鬼夜行抄:今市子 *無力感のある怖い話
・夕凪の街 桜の国:こうの史代 *本当に共感する。時代と向き合わねば



