この感じいいなぁ、外食って、わくわくドキドキ、色々なところで食べることが楽しい。
わかる!!このはじめての店に入る気持ち!

孤独のグルメ
- 久住 昌之、谷口 ジロー
- 扶桑社
- 630円
書評/グルメ・食生活

★★★★★★★★★★ west32書評 ★★★★★★★★★★
サラリーマンをしていると、朝食と夕食は自宅でワンパターンのもの、所与のものを、受け入れてしまうことが多いが、昼食は自分で選ぶという機会が多い。その意味で、私もデスク・ワークの頃も外勤の多い今も、お昼ご飯は色々なものを探して楽しんで食べている。
さて、食べるものを選ぶのは楽しみでもあるし、苦しみでもある。どんなものを食べようか?と悩んで、これがおいしそう、あれに惹かれるといろいろ迷ってしまう。忙しいときには迷う暇もなく、食べ物を口にかきいれるが、普通はゆったりと仕事の気分転換で食べたい。どのようなものを食べたいか、どの店が良いかと考えていると仕事頭のリセットにもなる。特に新しい店を選ぶのは、楽しくて、怖い。入り口を入るときからドキドキ、なぜならその店のしきたり?が分からないから。
出先のなんでもない街で食事をすることがある。値段や内容や色々考えて、どの店に入ろうかとまさに考え悩み、最後はぴょんと入ってしまったり、ちょっと躊躇していくつかの店の前をフラフラとしたりして。一方はじめての店に入ったら入ったで、店の常連客の動きに右往左往したりしている。不安と期待が一杯だ。
こんな何でもない日頃のお昼ご飯を中心とした、食べるということについて淡々と述べているのがこの本「孤独のグルメ」。出先で腹が減って入った店、早朝の食堂、観光地の食堂、屋台、大阪への出張、球場、コンビニとあらゆるところで色々な食べ物を食べる、それも豚肉炒め、カレー丼など普通の食事。いずれも腹が減ってそこで食べるという物語だが、いかにもありそうな話の数々。
この本はなんでもない普通の食事の風景が面白い。しちめんどくさい講釈のない普通の感じが受け入れやすさを感じる。同じように食事を扱った「究極の・・・、至高の・・・」との違いは大きい。この普通さに私は惹かれる。いずれの店もちょっと行けそうな、いや行ったことがあると感じる店ばかり。
また、今はお酒を飲めない私にとってもこの主人公、井之頭五郎、は良いキャラクター。いつも腹を減らしているし、ワイン等アルコールの講釈もないから。
でも、それにしても井之頭氏はひどい大食いだなぁ。私もコンビニにいったら買い込む方だが、彼はあんなに食べられるか?と変な心配になってくる。
とにかく、共感できる点が多く、読んで良かったといえる本、この本を紹介してくれた(「オタクコミュニスト超絶マンガ評論」)に感謝。
久住 昌之, 谷口 ジロー / 扶桑社(2000/02)
Amazonランキング:177位
Amazonおすすめ度:
Amazonおすすめ度:



