2011年08月21日

同時通訳が頭の中で一瞬でやっている英訳術リプロセシング:田村 智子

「やってるやってるこんな言い換え訳し易い短文の塊で」

読みながら、そう!そう!と思うことが一杯。
STEP1:分かりやすい日本語にする
STEP2:英訳できる日本語にする
STEP3:英文にする
ムツカイいことを言う場合は、日本語でこう言いたいのに!と思って、それをどう簡単化できるか考え、英文化する。実はそのときには自分の語彙力や英文作成力がないからそうしているんだが。
英語で文章つくって、それを自分の思う感覚とあってるか確かめて、最終言葉に出している。たまにしゃべりながらどう言うんだ?と困ることもあるが、コミュニケーションできればそれでいいんじゃないか!って感じ。間違っても対話してれば結局、本当に間違って伝わってるのかどうかの判断ができる。
例文をみていると、本当に、そう!そう!と共感することしきり。なんかうれしくなって、読みながら楽しめる。
そんな意味で今一気に読むのではなく、ゆっくり味わいたいなぁ。
今度古本屋で安く手に入ったら買おう。

でも実はいつも英語を使うときにはこんなんじゃないんだが....なんか気分的には英語で考えてコミュニケーションしている。日本語で考えてる余裕もないし、考えてたら話できなくなる。
ラベル:田村智子 語学
posted by west32 at 13:10| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月20日

わたしを離さないで:カズオ・イシグロ

「介護人ってヘールシャムって何キャシーの生い立ちなんのための彼ら」

前から読みたかったカズオ・イシグロ、初めての本。この映画も先日公開されたなぁと思いつつ、読んだ。
介護人、提供者、何か意味深な言葉、わかりそうでそれを教えてもらえず、キャシーやトミー、ルースのヘールシャムでの話が語られる。確かにそんな施設で皆で育ったら、何か共通の思い出、そのなかで包まれてという感じがするはず、でも・・・何か違和感、異物を含んだような話、なんか変な感じを受けながら読む。
でも途中からこの不思議さが徐々にベールを脱ぎ、彼らが何のためにいるのかが明確になってくると恐るべき事態になる。かわいそうというもオンではなく、変に共感できるのでもなく、人類の欲求を満たすためにこうなっていたのか!と涙が出そうになる。悲しい物語、でも読まずにはおれない。

もう少し読みたい作家、カズオ・イシグロ

PS 図書館で短編集と英語のペーパーバックスを借りた、読めるかなl?
図書館で借りた本
posted by west32 at 23:38| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月18日

エネルギーの科学:安井 伸郎

「エネルギー使い続けるだけの人それならなるべく少なく使え」

エネルギー、今考えるにあたって参考になる読み物。
「人間の存在そのものが何らかの資源(エネルギー)を消費することである」なんて素晴らしい言葉だろう、私たちは存在そのものがまずいんだね。でも、生きたいと思うし、存在のもとで何やかやしたい。それが思いだもの。困ったものだ。
とにかく、人の存在意義を考える上で、ちょっと面白い読み物だった。
posted by west32 at 16:43| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月15日

工学倫理 ─実例で学ぶ技術者の行動規範:河村尚登

「技術レベル如何に上がろうがこれ♪倫理的に正しいこととは」

技術者として色々な事例を教えて頂ければためになる。勉強本というよりは読み物として。
ラベル:河村尚登
posted by west32 at 18:08| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月10日

インドと組めば日本は再建できる:鈴木壮治、アショック・ロイ

「中国との対比でインド万歳イヤなイヤな国が良い良いに」

アショック・ロイ 鈴木壮治
幻冬舎
発売日:2011-06-09


どこでもこの国良いなぁと万歳の人の言葉には、もうもろ手を挙げての良い話ばかり、確かにねぇ、インドって今の日本にとってはあまり良いイメージじゃないけど。
ちなみに私にとってのインドは、イヤでイヤでたまらないが、大すきって感じ。なんか麻痺しちゃったといえるし、ある意味昔に比べればもうこんなに間然されつつあるところはない!って感じ。その意味で私は「今の」インドに良いイメージを持っており、この本はまさしくそのとおり!っていいたくなるようなことが書かれている。

本の中から気になる言葉を
posted by west32 at 10:20| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月06日

エイリアンVSプレデター

「敵の敵は味方強力な敵討て」


映画を観て、とてつもなく面白かったので、ついつい本まで買ったしまった。おそ巻きののファンですが。
色々な戦闘シーンがあるけど、人を襲うプレデター、同じくエーリアン。そしてエーリアンはプレデターとも!!怖いなぁ。でも敵の敵は味方というのも意味深。引き付けられて身が話せない、映画だけでなくてこの本でも。それほど圧倒的な面白さ。

もう一度映画を観たくなった、丁度DVDを持っているし、観たいなぁ。続きを読む
posted by west32 at 19:44| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月02日

いのちのパレード:恩田陸

「奇妙な世界に取りつかれ怖いでも味わいたいそのジレンマに」

恩田陸さんの短編集、いつもと違うこの手短な怖さ、ひしひし伝わる。そに一方この奇妙感覚が、違和感で残る。
ラベル:恩田陸
posted by west32 at 22:45| 大阪 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ちょっと積読本

「読みたい読みたいでも時間なし積読」

- 今日から使える熱力学 (今日から使えるシリーズ):飽本 一裕
  熱力学、簡単な言葉でとっつきやすい文章、絵で
- 初歩から学ぶ工作機械―共通な基本構造と仕組みがわかる:清水 伸二
  機械工学の初歩の勉強、特に機械をつくる機械っていって分かりやすい教科書
- 実務に役立つ 非常電源設備の知識:中島 広一
  系統電力がだめなとき必ずいる非常用電源、コジェネもきちんと述べられている。
- 太陽光・風力発電と系統連系技術:甲斐 隆章,藤本 敏朗
  これから増える自然エネルギー、そんなエネルギーとのお付き合いを

こんな表紙
posted by west32 at 20:16| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読みかけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

論文・プレゼンの科学:河田 聡

「プレゼンするなら相手見て数珠つなぎで」

先日久々にプレゼンしたので振りかえってしまった!と思った。そんなときにちょっと自らの反省を込めて。
語りかける相手が誰かを見てプレゼン資料を作り、相手をみて相手に自分を見させて語りかける。そんなプレゼンを私もしたい。
準備段階ではパソコン画面でするのではなく、アウトラインを工夫して、プレゼンの中身を見せる目次とする。そしてプレゼン時にはポインターを使わず、相手の目をみてしゃべる。ポインターを使って聴衆の目をうろうろさせることなく、左上から右下に流れるようなスライドつくりをする。
前の講演を前座にするって言葉は興味あり、こんな前ぶりでプレゼンできればなぁと。

また英語に関しては、リズムとイントネーションという言葉は本当にそうだなぁと思う。子音より母音が大切で、母音を長く発音することで際立たせ、合わせて子音も長子音vs短子音だって!L-R,k-qu u-wもそれで違いを作るんだそうだ。ちなみに標準語より関西弁の方があってるというのが著者の言葉。阪大の先生で関西弁遣いだからその感覚が分かるのかな。
ラベル:河田聡
posted by west32 at 19:38| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月01日

【拾い読み】国際インフラ事業の仕組みと資金調達:加賀 隆一

「国際プロジェクト電力水道はリスク取り金と技術とで」

これから国際的なビックプロジェクトにかかわる人には、資金やそれにかかわる人たちのことが良くわかる。特に電力、水といった巨大プロジェクトで海外、先進国だけでなく途上国でも、どう扱うのかがまずは大枠がわかる。こんな資料って本に成り難く、コンサルタントのプレゼン資料で良く観る内容だ。でもこれはパワポにあるよな見栄えだけの内容のないものではなく、きちんと中味を、文章でもって数値とグラフを加えつつ記載している。
海外インフラプロジェクトにかかわる人には、初心者の次の段階に良い本だ。初心者にはこの圧倒的なボリュームにちょっと負けてしまうかもしれないので、難しいかも。
ラベル:加賀隆一
posted by west32 at 17:34| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月31日

凍える島:近藤史恵

「あやめさん不倫するのも恐々とあの人の目を恐れて恐れて」

孤島での殺人事件、血しぶきを上げる死体。
一人づつ殺されるっていう殺人事件の常套手段、そして主人公あやめさんの独り言の数々、ある意味叙述作品でもあり、面白いといえばそうなんだが、ちょっとついていけない。
若かりし頃なんだこれって面白かったかもしれない。でも今の私にはちょっと生々しくしんどい。
近藤史恵さんの作品は「サクリファイス」みたいなみんなで協力してやり遂げる!ってのをのを期待してたんだけど。
ラベル:近藤史恵
posted by west32 at 21:03| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月27日

愉しい非電化:藤村 靖之

「電気を使わなくてもなんでもできる そんなことさえ忘れた我々」
はじめはかなり強引に非電化に誘導するような書き方、例えば「人力と電力の違いでどれだけエネルギーが違うか」があったが、読み行くうちになんか惹かれていった。というのは今の世界何でも電気で行っている。全てが電気で成り立っている。だから電気がなければ何も出来ない。そう電気なければ冷蔵庫は只の箱、TVも。
電気ですればなんでもできるが、そのためにかかるエネルギーは莫大。ちょっとしたことなら人力で結構、なんで電気でするの?という素朴な疑問、それに答えてくれる。特に節電が叫ばれる今、やはり電気に頼りすぎているんだろう。
一方最近読んでいる本、メカトロでも電気ではなくメカでの色々な仕事がかかれ、例えばエアシステムの力強さ、柔軟性....そうか!となんか納得している私でもあるし、この本は何かすとんと落ちた。

ちなみに著者のサイトはこちら「非電化工房
ラベル:藤村靖之
posted by west32 at 23:01| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月25日

【拾い読み】レイコちゃんと蒲鉾工場:北野 勇作

蒲鉾を作っては人工知能に目指すは再生兵隊たち


この本を買うときに丁度、大崎梢さんの「片耳うさぎ」といっしょなんで、てっきりファンタジーと思ったが...大人向きのんだった。
昔読んだ色武史を思い出すグロテスクさ、淡々と書いているからそれほどのリアル感はないんだけど....ちょっとしんどくて拾い読み
ラベル:北野勇作
posted by west32 at 21:50| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月17日

インドで買ってきた本、ヒンディー中心で

「ヒンディー語現地で手に入るもの勉強本今こそあれこれ」

110717-073532.jpg

- Oxford HINDI-ENGLISH Dictionary Rs 395
- hindi dictionary Rs295, UK £14.99
- Lean HINDI in a month Rs 55
-PUNE CITY MAP Rs220 (上記写真には漏れ)
-ヒンディー語で書かれた童話 2冊 Rs55X2
-(magazine) STARDUST
-(magazine) SUPER STAR 2冊でRs75(二冊で一冊無料)

本の詳細は
posted by west32 at 08:42| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月12日

読んだ!アーメダバード→デリー

「懐かしいタッチの絵でじじいの日々」
さんさん録:こうの史代

「日本の色に言葉に時間と色々思い出したい残したい」
美しい日本語帳:道行めぐ
続きを読む
posted by west32 at 13:17| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

読んだ!機内プネ→アーメダバード

「ヘタウマ的絵でもオドロオドロしさ変な不気味さちょっと怖い」
魔術師:西岸良平

「クリスマスイブの良い話しあれこれ」
輝く夜:百田尚樹

続きを読む
posted by west32 at 13:13| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月05日

読んだ!機内で デリー→プネ

「再び思い出したい言葉を自らの心を戒め前に」
ことばの花束:山崎比紗子

「現世と小説の中二つの世界二つの恋男と女」
ロマンス小説の七日間:三浦しをん

続きを読む
posted by west32 at 23:50| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

読んだ!機上で 伊丹 → 成田 → デリー

「花魁葛城粋なようで鋭い係るものの目から真実」

久々に読んだ悪女?物語。有吉佐和子さんの「悪女について」を思い出すように、関係する人々、客や店のもの、番頭、楼主、札差の目から描かれる彼女の姿、粋なようで、鋭い、頭の回転が早く、実は芯が強く負けない、でときには子供のように悔しがったり。人づてに聞く彼女の物語。
人って色々な人に違う面を見せながら、それをたどっていくと、実はその人の真実が浮かび上がってくる。うまいつくりの小説だ。
また当時の吉原のことがわからないのをうまく説明してくれる。聞き手が初めてきたという設定で話し手にさりげなく、説明させる。
ほんとうにうまいつくりの作品だ。

「何でもなさそうなアイドル如月ミキちゃんを語る5人のファン」
古沢 良太,相田 冬二
角川書店
発売日:2007-05

映画が面白くて、劇場で思わず本を買ったが....良かった。
本当にすべてがピタッと合わさるこのような素晴らしい脚本

亡くなったアイドルの一周忌に語るファンの言葉、彼らの言葉を聞いていると、とてもこんなアイドルは!って思うほど普通っぽい。でも彼女への思いわかる!
ある部屋でたった5人の語りだけでこれだけのものができるなんて!言葉の面白さだ!!
登場人物
探偵ばりオダ・ユージ、日和見のスネーク、素朴な田舎モノ安男、年齢不詳のいちご娘、そして語り手の大ファン家元。
posted by west32 at 17:26| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月30日

グロービッシュ入門

「なんだ私の英語そのものじゃない知ってる単語だけで短文で」

一般財団法人 グローバル人材開発
中経出版
発売日:2011-05-18

今話題にというかなんか広告が良くされているこの言葉。グロービッシュを知りたくて東京出張の前に寄った本屋さんで思いつき買い。
実践しているのをそのまま認めていただいているのでなんか嬉しくなってくる。いつもこれで良いのかなと思いつつ、実際の仕事ではこれしかできないので仕方ないしと思ってた。でもそれで良かったのだ。
知ってる単語が限定でも、現在・過去・未来だけの基本形でも、短い文章でも、私が私の言葉で伝えることが重要である。それが再認識できた。
ラベル:語学
posted by west32 at 09:09| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月29日

【拾い読み】モルヒネ:安達千夏

「昔の恋人現れて死への誘い引きずられるように惹かれ」



女の人の思い、わからへん、しんどいのでもう飛ばし読み。
ラベル:安達千夏
posted by west32 at 11:57| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブログランキング・にほんブログ村へ

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。